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【簡潔版】シェフレラ(カポック)の育て方|丈夫な植木を選ぶならコレ!

昔から町のあちらこちらでも見かけるシェフレラ。カポックと呼ばれることも。

何と言っても見た目の可愛さと屋外でも育てられるというタフさがシェフレラの魅力ではないでしょうか。

幹が柔らかくオシャレな樹形に仕立てられるのもシェフレラ(カポック)の特徴です。

そんなシェフレラ、丈夫で、成長が旺盛であるがゆえに傷めてしまうなんてことも

シェフレラの特性を知ることで成長を止めることなく、綺麗な樹形を保つことができます。

シェフレラ(カポック)に関する基本情報

学名Schefflera arboricola
英名Dwarf Schefflera
原産地熱帯アジア
科目 / 属性ウコギ科 / シェフレラ属
日当たり / 耐陰性日光を好む / ★★★★☆
温度 / 耐寒性5~10℃以上 / ★★★★☆
水やり乾燥気味
肥料5~7・9~10月に液肥
害虫ハダニ・カイガラムシ・アブラムシ
殖やし方挿し木・とり木
育てやすさ★★★★★

シェフレラ(カポック)の品種は600種類ほどとたいへん豊富で、幹が柔らかいため様々な樹形を楽しむことができる観葉植物です。
また斑入りの葉のものや深い切れ込みが入った葉をもつものなど、樹形だけでなく葉の形・柄も豊富です。
斑入りのものは玄関先でもよく見かけられるホンコンカポックという品種になります。
屋外でも管理できるシェフレラは寒さ・乾燥に強く、また耐陰性もあるので管理が簡単で非常に丈夫な植物です。
そんな強健なシェフレラはどんなインテリアにでも合わせやすく、オシャレな空間を造るのにピッタリでしょう。

シェフレラ(カポック)の花言葉は「真面目・実直」

シェフレラ(カポック)は丈夫で元気によく育ち、成長も旺盛なので絶えず美しい緑の葉をつける様子から「真面目・実直」というような花言葉がつけられたそうです。
この花言葉から連想される、真面目に何かに頑張って取り組んでいる方、また開店のお祝い、父の日などの贈り物にオススメの観葉植物です。
またお手入れが簡単なので、初めての方でも管理しやすいということからも贈り物にはぴったりです。

風水ではシェフレラ(カポック)は金運・人間関係を高める

シェフレラ(カポック)は、風水上金運や人間関係を高める効果があるとされています。
風水では手のひらの形をした葉を持つ植物は、"お金を包み込む"とされており、金運を高めます。
さらに葉先が丸いシェフレラは、リラックス効果があり、人にも優しくなれるということで人間関係にもよい影響を与えるとされています。
良い人間関係を築きたい方は、気の入り口である玄関や窓際に、金運を高めたい方はデスク周りに置くと良いかもしれません。

シェフレラ(カポック)の育て方

シェフレラ(カポック)は丈夫で育てやすい観葉植物ですが、ひとたび手間を怠れば栄養不足の元気がない個体になってしもうことも。
ポイントを抑えた管理で簡単にいつまでも綺麗な状態を維持できます。

シェフレラ(カポック)の育て方|日当たりの良い明るい部屋で

シェフレラ(カポック)は日光が好きで、日当たりと風通しのよい場所を好みます。
ただし、夏の直射日光では葉焼けを起こしてしまうので避ける必要があります。
夏場はレースのカーテン越しで育てる、もしくは窓のあるお部屋などの明るい日陰で育てましょう。冬は日光の当たる場所においてあげるとよく育ちます。
耐陰性はありますが、1日中日が入らないような暗い場所で長期間管理していると後に軟弱化し、葉に艶や張りがなくなったり、葉が落ちたりします。
できるだけ明るい窓際に置いてあげると良いでしょう。


シェフレラ(カポック)の育て方|水やりは控えめに

シェフレラ(カポック)の水の与え方は1年通して控えめが適切です。
根鉢に水が溜まっていると成長が盛んになりすぎ、徒長の原因にもなります。
春夏の生育期に入ると、鉢土が乾いてから鉢底から水が流れるまで、しっかり水を与えてもらっても大丈夫ですが、やりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になるので注意します。
秋から冬は土が乾いてから2~3日後に水を与えるぐらいが目安です。
また冬場は空気が乾燥しているので、水やりと一緒に葉水を行うと元気な葉を維持しやすいです。

シェフレラ(カポック)の育て方|冬越しは5℃以上をキープ

最低5℃以上をキープしましょう。5℃以下の寒さに当たり続けると、凍傷を起こして葉色や艶が悪くなり、次第に葉が黒く枯れてしまいます。
とはいってもシェフレラは耐寒性があり、比較的寒さにも順応しやすいので、霜の降るような寒い地域でなければ屋外でも冬を越すことができます。
屋外で冬越しをする場合は、秋ごろから徐々に温度に慣らしてあげると安心です。
寒い地域では葉の色が悪くなってしまう場合があるので、綺麗な状態を維持したい場合は、冬は室内に移動させてあげるのが良いでしょう。

屋内で育てる際には、窓から離した明るい場所に置いてあげましょう。
さらに冬場に注意が必要な点は、暖房の風です。暖房の風が当たると、急激な乾燥によって葉が傷んでしまうので、暖房の風が当たらない場所で管理します。

シェフレラ(カポック)の育て方|施肥は生育期の5~7月と9~10月に

生育期の5~7月、9~10月に肥料を与えます。固形肥料の場合は2か月に1度
液肥の場合は2週間に1度のペースで与えましょう。
基本的に休眠期である真夏と冬は肥料を与えません。
シェフレラは特に生育期に葉を多く出す植物です。
鮮やかで健康的な葉と新芽を次々と出させるためには定期的に肥料を与えましょう。
ただし、肥料の与えすぎは根を傷める場合があるため、ペースや時期には気をつけましょう。

シェフレラ(カポック)の育て方|樹形を整えるためにこまめな剪定を

シェフレラ(カポック)は5~10月に伸びすぎて樹形を乱しているような枝葉を剪定します。
この時に傷んでいる枝葉もついでに剪定してしまいましょう。
生育期である5~10月は成長が盛んであるため形が崩れやすくなります。
伸びすぎた枝や幹は、風通しを悪くし、夏場には蒸れの原因となってしまうため切り戻して形を整える必要があります。
また、枯葉や元気のない葉は、葉柄の根元を優しく引っ張るだけで取り除けます。
こまめに手を入れてあげることで綺麗な樹形を維持し、栄養も全体に行き渡り、健康に育ちます。


シェフレラ(カポック)の育て方|増やし方は挿し木かとり木で

シェフレラ(カポック)はさし木もしくはとり木で増やします。どちらも時期は気温の上がる5~7月
植え替えや剪定した時に整理した枝を使用すると良いです。
明るい日陰で土が乾かないよう管理すると、約2か月後、発根し新芽が出てきます。
初めて栽培する方には挿し木をオススメします。というのも、とり木は親株の皮をはがないといけないので植物の扱いに慣れていないと少し難しいかもしれません。
一方で、さし木は切り取ったさし穂を土に植えて発根した後に植え替えればいいだけなので比較的簡単です。

シェフレラ(カポック)の育て方|植え替え

シェフレラは成長が旺盛なので、気が付いたころには鉢の中が根でパンパンになっていることがよくあります。
冬場の植え替えは控えるべきなので、計画をもって、例えば1年に1度、生育環境に応じて温かい時期に植え替えを行うようにしましょう。
植え替えのサインは、鉢のサイズに比べて明らかに株が大きく成長している、下の方の葉が黄色くなっている、鉢底から根っこがはみ出しているなどです。
また購入して2年近く経つものは植え替えの必要があります。
根詰まりを起こす前に植え替えをしてあげましょう。

シェフレラによく起こるトラブルと対策

シェフレラは耐寒性・耐陰性に優れるため非常に丈夫で育てやすい植物です。
しかし、丈夫である、よく成長するが所以でお手入れを怠ると傷んでしまうことがあります。
枯らしてしまうことがないように、事前の対策をチェックしておきましょう。

シェフレラ(カポック)のトラブル|根腐れ

丈夫なシェフレラですが、お水を与えすぎや風通しが悪く、蒸れが生じることで根腐れを起こすことがあります。
根っこが腐ると、成長に必要な水分や栄養分を吸収できなくなってしまい、最終的には枯れてしまいます。
根腐れを起こさないために、お水の与えすぎと蒸れ等に注意しましょう。
そして植物の状態をよく観察し、以下の様子が見られたらすぐに対処することで株全体が枯れてしまうのを防ぐことができます。

次々と葉が落ちる
土が乾きにくく、植物の元気がない
葉や幹の根元が黄・もしくは茶色に変色している
土から腐敗臭がする

上記の症状が見られたら以下の対処を施してください。
風通しの良い直射日光を避けた明るい場所で管理する
水はけのよい土に植え替える
発根剤を与える
傷んだ枝葉を切り取る

シェフレラ(カポック)のトラブル|根詰まり

シェフレラ(カポック)は成長が旺盛なので鉢中が根っこでいっぱいになり根詰まりを起こしやすい植物です。
根詰まりも根腐れと同様に、十分な水分や栄養分を吸収できなくなるので、最終的には植物は枯れてしまいます。
根詰まりを起こさないために、定期的な植え替えを推奨します。
植え替えのポイントは鉢のサイズを1つ大きいサイズのものに替えること。
これにより根詰まりが解消され、効率良く水分と栄養分を吸収できます。
植物の葉茎が変色している、水の浸透が悪い、鉢底から根っこが出ているといった場合には根詰まりの可能性があるので、一度鉢の中を確認して必要があれば植え替えてあげましょう。
植え替えのタイミングは植物へのストレスが少ない生育期に行うのが安心です。

シェフレラ(カポック)のトラブル|害虫被害

シェフレラは比較的害虫に強い植物ではありますが、春から秋ごろにはハダニやカイガラムシ、アブラムシなどの被害に遭うことがあります。
これらの害虫は、シェフレラの葉茎から栄養分を吸収して育つので、植物の葉色を悪くし、さらには病気を引き起こします。
これらの被害に遭わないために、まずは購入してきた株全体を洗うこと
この作業を行っていると、屋内で管理する場合にはその後害虫の被害に遭う確率が格段に下がります。
そして定期的に葉水を行う、風通しの良い場所で管理することで害虫を発生させるリスクを下げることができます。

シェフレラ(カポック)のトラブル|徒長してきてひょろひょろに

シェフレラ(カポック)がひょろひょろになるのは日照不足が原因です。<シェフレラは耐陰性がありますが、日光を好む植物でもあります。
そのため、暗い場所で長期間管理していると間延びし、ひょろひょろとした個体になってしまします。
さらに日光が足りていないと葉の色も悪くなり、小さい葉っぱになってきます。
耐陰性の強いシェフレラではありますが、やはり植物ですので、定期的に明るい場所に移動するなどしてある程度の光を確保してあげることで健康を維持することができるでしょう。


しかし、直射日光は葉焼けの危険があるので注意が必要です。
直射日光が入る窓際などに置く場合、レースのカーテンで遮光してあげると良いです。

シェフレラは耐寒性・耐陰性に優れる丈夫な植物ですがこまめな植え替えがコツ

シェフレラ(カポック)は寒さに強く、ある程度耐陰性にも優れることから非常に育てやすい植物です。
その一方で根腐れや徒長といったトラブルが生じてしまうことも。
シェフレラは成長が旺盛なので、お水のやり過ぎや根詰まりに注意し、定期的な植え替えをしてあげるとより元気に育てることができます。
シェフレラは縁起が良く、育てやすい植物として贈り物やギフトとしてもよく選ばれています。
ぜひ、お部屋のインテリアやプレゼントにシェフレラはいかがでしょうか。
シェフレラ(カポック)商品一覧
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