【簡潔版】グリーンネックレスの育て方|風通しの良い場所で管理
更新日 2025年10月4日
グリーンネックレスは南西アフリカに自生するキク科の植物です。
ツル性の茎をもち、鈴のような球状の葉が特徴で、水分を自身に多く含む多肉植物にも分類されます。
成長すると白からピンクの小さなキクのような花を咲かせることもあります。ほのかに甘い香りも。
グリーンネックレスはツル性なのでハンギングなどで吊るして楽しむことができ、インテリアグリーンとしても幅広い世代で人気のある観葉植物です。
水やりの手間が少なく育てやすい植物として挙げられるグリーンネックレスですが、蒸れやすいという特徴も。
この記事では、グリーンネックレスが腐らない水の与え方などの育て方のポイントを解説します。
グリーンネックレスに関する基本情報
学名 Senecio rowleyanus 英名 String of beads 原産地 南西アフリカ 科目 / 属性 キク科 / セネシオ属 日当たり / 耐陰性 明るい日陰 / ★★☆☆☆ 温度 / 耐寒性 0℃以上 / ★★★★★ 水やり 春・秋(生育期):土が乾いて2~3日後 肥料 春・秋(生育期):液肥・緩効性肥料 害虫 アブラムシ・カイガラムシ・根ジラミ 増やし方 株分け・挿し木 育てやすさ ★★★★☆
グリーンネックレスは「ミドリノスズ」という和名を持つように鈴玉のような見た目がユニークで可愛らしい観葉植物です。
ツル状に伸びる姿はネックレスを飾っているようで、特に人気の高い多肉植物になっています。
グリーンネックレスの花言葉は「健やかな成長・豊富」
グリーンネックレスはツル性の植物で、すくすくとツルが伸びる様子や新緑のような丸い葉姿からこのような花言葉がつけられました。
その他「青春の思い出」という言葉も当てられており、丸い葉が連なる姿が青春の思い出がたくさん詰まっているようだと捉えれれているようです。
風水ではグリーンネックレスは恋愛運を向上させる
風水上、グリーンネックレスのように丸い形の葉をもつ植物は良縁を招くとされています。
さらに下に垂れる性質も、恋愛運をアップさせる効果があるとされています。
運気の向上を期待できるグリーンネックレスは育てやすいのでプレゼントにもオススメの観葉植物です。
グリーンネックレスの育て方

グリーンネックレスは多肉質であるために蒸れやすいという特徴があります。
グリーンネックレスの特徴を踏まえて、ボリューム満点の美しい株に育てましょう。
グリーンネックレスの育て方|日当たり
グリーンネックレスは日光が大好きです。直射日光を避けた明るい場所で育ててあげましょう。春ごろから屋外で管理し、徐々に日光に慣れてきた子は夏場でも屋外での管理が可能です。
グリーンネックレスの育て方|水やり
グリーンネックレスの生育期は春・秋です。
この生育期には土の表面が乾いたらたっぷりとお水を与えましょう。
反対に休眠期である夏と冬にお水は控えめにし、乾燥気味に管理すると良いです。
目安としては、土が乾燥してから2~3日後。
特に夏は高温多湿で根腐れを起こしやすいので、水のやりずぎに注意しましょう。
グリーンネックレスの育て方|関東以南では屋外でも冬越し可
グリーンネックレスは寒さに強く、0℃くらいまでなら耐えることができます。
南関東以南であれば、ベランダや日当りの良い戸外でも越冬が可能です。
寒い時期の屋内での管理では、暖房の風が直接当たらないようにしましょう。
グリーンネックレスの育て方|施肥
グリーンネックレスの施肥は生育期である春と秋に行います。
規定量よりもやや薄め、少なめの液肥もしくは緩効性肥料を与えます。
液肥であれば1カ月に1度程度、緩効性肥料の場合には2カ月に1回の頻度で行うと良いでしょう。
休眠期に当たる真夏と冬場の施肥は行いません。
また、根腐れを起こして弱っている個体には肥料は与えないよう注意してください。
グリーンネックレスの育て方|傷んでいる部分を除去する剪定を
グリーンネックレスは蒸れやすく、一箇所で蒸れているとどんどん広がってきてしまいます。
蒸れて傷んでいる箇所を見つけたらその都度取り除くようにし、株全体が傷んでしまわないようにしましょう。
グリーンネックレスの育て方|増やし方
グリーンネックレスは、根がいっぱいになってきたタイミングで植え替えを行いますが、その際に株分けして増やすことが可能です。
植え替えのタイミングでなくても、挿し木で増やすことも可能です。
ツルを切って土に挿す、もしくは土に密着させておくことで根が張ってきて増やすことができます。
グリーンネックレスによく起こるトラブルと対策

グリーンネックレスは多肉植物であり、自身に水分を多く含んでいるため水やりの手間が少なく育てやすいという反面蒸れやすく、根腐れを起こしやすいといった特徴があります。
また時期によってはアブラムシなどの害虫被害に遭うことも。
事前に気をつけて対策を行うことで元気な株を長く楽しむことができます。
グリーンネックレスによく起こるトラブルと対策|根腐れ
グリーンネックレスは水分を多く含む植物なので、土が中までしっかり乾いてから水やりを行います。
表面のみが乾いた状態で与えられると常に根っこが濡れている状態になり、蒸れが生じその結果根腐れしてしまいます。
土の中までしっかりと乾いてることを確認してから、さらに水やり後は風通しの良い場所で管理してあげると蒸れにくくなります。
グリーンネックレスによく起こるトラブルと対策|害虫被害
グリーンネックレスには生育期にアブラムシやカイガラムシ、根ジラミが発生することがあります。
これらの害虫は植物から栄養を吸い取り、最終的には枯らしてしまいます。
対策として、土に撒くタイプの殺菌殺虫剤で予防することができます。
もし、株に害虫が発生しているのを見つけた場合にはスプレータイプの殺虫剤を散布すると良いです。
そして、日当たりが良く風通しの良い場所で管理するのも害虫発生のリスクを抑えることができます。
グリーンネックレスは乾燥気味に風通しを良くすることでよく育つ
グリーンネックレスはコロコロとした見た目が可愛らしく、インテリアとしても人気の観葉植物です。
また寒さに強く、水やりの手間が少ないことから多肉植物の中でも手を出しやすい品種ではないかなと感じます。
一方で、蒸れやすいという多肉質な植物ゆえの特徴があるので、事前に風通しの良いところで管理するなど対策をしっかり施すことで、ボリュームのある立派なグリーンネックレスに育てることができます。
花言葉や風水からも贈り物やギフトとしても喜ばれるでしょう。
ぜひ、お部屋のインテリアやプレゼントにグリーンネックレスはいかがでしょうか。
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