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冬の日陰でも安心!耐陰性があり寒さにも強い観葉植物9選!冬越しのコツ

観葉植物と言えば熱帯・亜熱帯地域を原産地とする品種が多く、なんとなく寒さに弱いというイメージがありませんか。

確かに寒さに弱い植物が多いのは事実。しかし中には昼夜の温度差が激しい地域など、原産地の環境によってある程度の寒さには耐えることができるため、一般のご家庭でも十分に冬越しが可能になっています。

冬に観葉植物を育てるポイントとなるのが、温度・日当たり・湿度が重要な環境条件となります。

冬は夏に比べると日照時間が短く、また日差しも弱くなっています。

そこで冬に観葉植物を育てる場合に失敗しにくい方法は、あらかじめ寒さに強く、耐陰性のある植物を選ぶこと

耐陰性のある植物を選ぶことで、なかなか十分な日照を得られない冬場でも管理しやすいので、冬越しに失敗したくないという人には耐陰性のある植物を選ぶことをオススメします。

この記事では、冬でも枯らしてしまうリスクの低い、冬の寒さに強く、暗めの場所でも育てられる耐陰性のある観葉植物をご紹介します。

寒さに強く耐陰性のある観葉植物

観葉植物は基本的に10℃以上あれば育てることができますが、品種によって多少違いがあります。
寒さに強い植物であれば5℃くらい、さらに耐寒性が強いと言われる種類であれば0~3℃くらいまで耐えることができます。
耐陰性がある品種というのは、自然環境の中をイメージするとわかりやすいのですが、大きく伸びる植物の足元、やや木陰になっている場所を好む植物を指します。


では、さっそく寒さに強く、耐陰性のある植物たちを紹介していきましょう。

気根が立派なガジュマル

ガジュマルは乾燥に強く、明るい日陰で育てられることから管理が簡単でこれから観葉植物を育ててみたいとお考えの方にピッタリです。
育てやすいだけでなく、幹の途中から太い気根という根っこを出すとても特徴的な見た目をしており、その独特な見た目も人気のポイントです。
成長のスピードが速く、気が付くと枝がグンと伸び、葉も青々と茂って樹形が乱れがちです。
小さなサイズを保ちたい場合にはこまめな剪定をしてあげると、好みの樹形を維持することができます。

群を抜いて丈夫なシェフレラ

カポックとも呼ばれるシェフレラは、赤ちゃんの手のひらのような丸みのある葉が特徴の植物です。
画像はホンコンカポックと言われる斑入りの品種で、玄関先などで育てられているのを見かけることも少なくないでしょう。
それほどシェフレラは寒さ・乾燥に強く、万人が育てやすい丈夫な植物なのです。
花言葉が「誠実・真面目・実直」であることから、開店祝いや開業などのお祝いでよく選ばれる植木にもなっています。

建物を覆いつくすアイビー

アイビーはツル状に伸びる葉の立体感が特徴的な植物で、建物を覆っているのをよく見かけます。
そのことからもわかるように、アイビーは暑さ・寒さ・日陰どんな条件でもよく育つ非常に強健な観葉植物と言えます。
葉の形、模様、斑入りなど見た目が異なる品種があるので、お気に入りのものを見つけて初めてお迎えするのにピッタリの植物です。

どこまでも大きくなるモンステラ

モンステラは半ツル性で深みのあるグリーンと大きなハート型の葉っぱが特徴的です。
大きく成長すると葉脈の間に穴が開いてくる品種もあります。
モンステラは暑さに強く、気根を伸ばして湿気を探し成長していきます。
耐陰性にも優れ、よく成長します。そのため、定期的な植え替えが必要になりますが、繁殖もさせやすいため栽培を楽しまれる方も多い植物です。
インテリアグリーンとしてとても人気があり、トロピカルかつ、エキゾチックな雰囲気も魅力の観葉植物です。

純白の美しい花を咲かせるオーガスタ

オーガスタはストレリチアの中でも大きな葉が特徴で、大株になると葉が避け、その姿はバナナの葉にとても似ています。
トロピカルなムードが漂い、アウトレットや洋服店などにもよく飾られており、リゾートの雰囲気が味わえます。
オーガスタもある程度の寒さ・暗さに耐えることができるため、置き場所を選ばず育てることができます。
日照が足りてないと力強さがなくなり、茎が倒れてくるので、定期的に日光に当ててあげるのが安心です。
美しい純白の花を咲かせるオーガスタの花言葉は「輝かしい未来」とあり、お祝い事にもプレゼントとして喜ばれる観葉植物となっています。

芳醇な香りのする花を咲かせる”ホヤ”

ホヤはツル性の植物で、長く伸ばした茎の先に細かな星形の花を咲かせます。品種にもよりますが、ホヤの花には香りのするものが多く、可愛らしい見た目と香りを楽しむことができます。
ホヤの葉は肉厚で形・模様は実に様々。コレクターがたくさんいるのも納得の植物です。
ホヤは半日陰を好む耐陰性の強い植物で、寒さにも強く育てやすいということからも人気があります。
花を咲かせるには茎が長く伸びる必要があるので、誤って切ってしまわないように注意しましょう。
丸い葉をもつホヤは人間関係を良好にすると言われており、お部屋に飾ることで対人運UPが期待できるかも。


波打つ葉が魅力のアスプレニウム

アスプレニウムは肉厚で光沢のある葉とその波打つさまが魅力的なシダ科の植物です。
高温多湿を好むので、毎日葉水を行ってあげると元気に育ちます。
またアスプレニウムは耐陰性もあるので、玄関や水回りでも育てることができます。
アスプレニウムにも様々な品種があり、剛健でウェーブのきついものにラスタ、黄緑色の柔らかい葉が綺麗なヴィーナス、ワニの皮のような模様の入るクロコダイルファーンなどがあります。
アスプレニウムは邪気を払う効果があるとされているため、気の流れの悪いトイレに置くと魔除けになるかもしれません。

雨水で育つ”オリズルラン”

オリヅルランは、街中でよく目にすることのある植物で、ツル状に伸ばした匍匐茎の先に花を咲かせます
また葉は細長く、縁と真ん中に白色の斑が入り、放射状に広がるスタイリッシュな見た目をしています。
乾燥や日陰にも強いためガーデニングにもよく取り入れられています。
特別なお手入れを必要としないので初心者にもオススメです。

小さい葉が密集する”ピレア”

ピレアは丸い葉とくっきりと浮き出る葉脈が特徴で、葉がとても小さいピレア・グラウカはとても可愛らしい植物です。
ピレアは5℃程度まで耐えることができるほど寒さに強い植物で、耐陰性にも優れています。
また成長も旺盛でボリュームが出てくるとまた雰囲気が違ってオシャレな植物です。
夏場は蒸れに弱いので、風通しの良い場所で管理してあげるのがうまく育てるコツです。
その他、定期的な剪定や株分けを行うことで根詰まりを防ぐことができます。
サイズも小さいのでちょっと飾りたいという方にピッタリの観葉植物です。

上手な冬越しのポイント5つ

耐寒性のある植物といっても、温度や日照、湿度などの育てる環境よっては冬越しに失敗してしまうことも。
ですが、いつものお手入れにちょっと工夫を加えることでうまく冬越しができるようになります。
これから紹介するポイントを抑えて冬越しに挑戦してみて下さい。

冬の水やりは控え目に

寒さが強い冬場、観葉植物は乾燥気味に管理すること。
観葉植物は一般的に寒いのは苦手です。そのため涼しくなってくると休眠の準備に入り、生育のスピードを落とし、次第にストップします。
したがって生育期である夏と同じような要領でお水を与えていると、水分を吸収しきれずに根腐れを起こしてしまうのです。
実際、冬に観葉植物を枯らしてしまう原因として、お水のやり過ぎによるものがより散見されます。
冬場は水分量を控えて管理することで冬越しに失敗するリスクは下がります。

乾燥する冬はこまめな葉水を

冬は空気が乾燥しており、エアコンなどの空調が入っていると一層乾燥状態となっています。
通常であれば葉は空気中から水分を得ますが、空気が乾燥しすぎていると十分な水分が得られず傷む原因になります。
なので冬場はこまめに葉の表面に直接水分を与えることによって植物はイキイキとします。
さらに葉水をすることで、乾燥すると発生しやすいハダニなどの害虫を防ぐ効果もあります。
毎日葉水を行うに越したことはありませんが、難しいようであればお水を与えるタイミングで同時に葉水も行うといいでしょう。

冬の昼間は日光浴を

耐陰性がある観葉植物でも、日照時間の短い冬場はできるだけ日光に当ててあげた方が、葉色が鮮やかになり、丈夫に育ちます。
冬場は日差しが夏ほど強くないので、温かい日中に窓際に移動させる、また葉焼けしやすい植物の場合にはレースのカーテン越しに移動させてあげると良いでしょう。
窓際に置く際は朝方、夜間には部屋の中央部に移動させるのを忘れないようにしましょう。
夜間~明け方の窓際は非常に冷えこむので一気に植物を傷めてしまいます。
適度な日光浴は植物の健康を維持するポイントです。

暖房器具の風が直接当たらない場所で管理

暖かい部屋で観葉植物を管理する際には、エアコンやストーブなどの風が直接あたる場所に置くことは避けましょう。
暖かい風で急激に葉が乾燥し、傷む原因になります。
置く場所でいうと、床に直接植物を置くよりも台の上においてあげる方が冷え込みにくいのでオススメです。

冬場の植え替えは控える

寒い時期には鉢のサイズ上げなどで植え替えを行うのは控えて下さい
植え替え時には根を触るので傷みやすくなっています。冬場は根っこも活動が鈍いため回復が難しく植物自体が枯れてしまうことに。
そして新しい土など生育環境が変化すると順応することができず、ストレスとなりこれもまた植物を傷めてしまう原因になります。
植物が成長するにつれて根詰まりを防ぐために、植え替えが必要になります。
植え替えのタイミングは計画をもって行いましょう。


お手入れに一工夫加えるだけで観葉植物の冬越しは失敗しない

観葉植物を育てていると誰もが一度は困難を覚える冬越し。しかし、お水やりや日照といった管理方法を少し変えるだけで植物は意外と元気に育ちます
また冬場の植え替えは禁物です。温度・湿度・日当たりなど十分な環境でない限りは植え替えは控えましょう。
そして、あらかじめ耐陰性のある観葉植物を選ぶことで日照時間の短い冬場でも比較的植物を傷めてしまうことは少なくなります。
冬越しに失敗したくないという方は、まず耐陰性があり、ある程度の寒さにも耐えることができる植物を選ぶことが冬越しを成功させる近道になります。
失敗を恐れず、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


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